梅雨の晴れ間を見つけての山登り。どこに行こうかと迷った結果、広見山と半四郎山に決定。事前の準備をして出かけましたが、カーナビの488号線上に「がけ崩れ通行止めのマーク」が・・・嫌な予感。あと6km付近で全面通行止めの看板が道路のど真中に立ちはだかりました。車道を歩くと言う選択肢もありましたが、諦めて持っていた山のガイドブックをめくり違う山を探すことになり、近くで登ったことのない山、とりあえず登山口がわかる山が、「天杉山」高校時代に毎週のように合宿で登っていたのでここなら大丈夫と言う私の一言で決定。
ところが、登山口に行って見ると以前とは別世界。以前は谷沿いを歩いていたコースが、大きく谷をまいて上を通っているではありませんか。道はきれいに付いていそうなので、道なりに従って行けば頂上に着くだろうと、いつもながらのノンキな気持ちで登山を開始。
雑木林を切り開いた山肌には作業道がつけられていて歩きやすいと、安心して歩いていると作業道が行き止まりに、登山道と作業道はどうやら違っているようでした。はるか上の方に見える登山道らしき道へ藪漕ぎで無理やり軌道修正することになり、いきなり不安が募ると〜さんでしたが、引き返す勇気もなく前進あるのみでした。
1時間くらいは急な登りばかり、尾根筋に出てからは登ったり下ったりの繰り返えしです。「三の谷」標識の辺りには大きく成長した赤松、枝をいっぱい張って成長したブナなどの巨木が立ち並び、人の手が入っていない自然の姿がそのまま残っています。鳥も多く、と言ってもウグイス以外はわからん鳥ですが、賑やかに深い森の中で透き通った声を響かせていました。今日も頂上を独り占め、食後にリュックにしまってあったコカリナを出して吹き始めたところ、美しい音色に誘われてウグイスが傍に来て競って鳴きはじめました。と〜さんが私のコカリナはやかましいと言うのですぐにウグイスにステージを譲りましたが・・・・
今日の「天杉山」はこれと言った花もなく、眺望も悪いし、面白くないと、と〜さんは言っていましたが、私は新緑と鳥のさえずりと学生時代の思い出?(何も覚えてなかったけど)にひたり、素晴らしい鍛錬登山になったと思います。暑いしえらかったけど・・・
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