故郷の山 安蔵寺山へ行って来ました。
奥谷登山口から登ってみたかったのですが、当日は町のイベントで登山口付近に大勢の人が集まるので、諦めていつものショートカットコース、安蔵寺トンネル登山口から登ることにしました。今回は下山を小石谷にしてみようということになり、まず、小石谷登山口付近に車を止めて緩く勾配のあるアスファルト舗装の林道を約1時間、安蔵寺トンネルを目指して歩きました。林道脇にはまだ雪が少し残っていて、今年は雪が異常に多く、林道も2週間くらい前からやっと通行可能になったようです。
安蔵寺トンネルの右側の登山口から、急な登りを10分で奥谷登山口からの登山道と合流します。ここから数メートル行くと大きなブナの木「ナラ太郎」とご対面。近年ナラ枯れ病が流行しているため感染しないように、近くのブナの木には防護用のビニールが巻き付けられています。登山道は落ち葉でふかふか、鳥のさえずりを聞きながらブナの巨木の林を心地よく歩く事が出来ました。道端にはユキササ・エンレイソウ・イカリソウなど取り立てて珍しい植物は無いのですが、春の山野草がたくさん咲いています。
安蔵寺山の頂上は展望が無いため10分程高尻方向に下った場所にある展望所に行きお昼ご飯を食べました。ここからは小五郎山を始め、冠山、寂地、青野山など、なじみの山が良く見えます。食事の後、お日様で暖められた木のベンチで一休みして、安蔵寺山の頂上に引返し、下山は、頂上から10mぐらい下った場所を左に折れて香仙原方向に下山します。急な下りが続き、20分ぐらいで展望のできる巨石が二つ現われます。小石谷へは始めて下るので右側におりる道を見逃さない様に注意して歩きましたが、実際には分岐には標識があり心配ありませんでした。
分岐から少し下ると小さい谷間に出て、しばらく下ると杉の植林の中へ道が続いて、道なりに降りると林道の小石谷登山口へ無事下山することが出来ました。
久しぶりの安蔵寺山でしたが頂上で出会った、九州から来られた女性二人に「良い山ですね。」と言っていただき、自分が褒められたようにうれしくなりました。管理をしておられる「にちはら自然の会」の方々に感謝ですね。 |