日曜日の朝はゆっくり目覚め、さて今日の予定は? 何もない・・・お天気も良いのでやっぱり山に行こう! 紅葉のシーズンに登りに行こうと集めていた資料の中で距離も歩行時間も良い感じの聖山と高岳へ行くことに決めた。手際よく準備を整えて出発。
約1時間半で聖湖の畔の登山口へ到着。高岳の登山口に車を置く予定が標識を見落としてしまい聖山登山口に置くことにした。すでに先客の車が1台ある、誰かが先に登っていると思うと安心する。登山口から十文字峠まではきれいな林道を落葉した木々の間から青空を見ながら気持ちよく歩いた。十文字峠からはカラマツ林と雑木林の中を行く、背の高いカラマツも落葉していて林が明るい、雑木の中には時々熊棚がある。初めての発見で以外に高い場所に棚を作っているのに驚いた、寝相の悪い熊さんは落ちるのではと・・・ちょっと心配。約1時間で頂上に到着。展望は無いが熊笹の中を少し進むと小さな展望岩があった。そこで昼食、ポカポカと日が当たって暖かくて気持ちいい。
スタートが遅かったので早々にお昼を片づけて高岳へと向かった。頂上から少し戻った場所に高岳へ向かう分岐がある。そこから上ったり下ったりを数回繰り返し50分で県境の分岐に到着。途中で眼下に見える聖湖の写真を撮ろうと思うが、小枝が邪魔をして思うように撮れずに悪戦苦闘した。高岳の頂上近くで数日前に降った雪を見つけ、冬はすぐそこまで来ていることを実感した。聖山から高岳まで約1時間20分、ゆっくりペースだけど気温が低くなって来たので歩くのには楽な季節になった。
高岳頂上には先客の男性が一人いたが、私たちが到着するとすぐに下山してしまった。高岳からの展望は素晴らしかった、聖湖を挟んで左側に落葉して丸裸になった臥龍山と右側には深入山、「箱庭のよう」と書いていた人もいたが今日は黄砂の霞もなくて本当にきれいに見えた。私たちは遠くの山を見ても勉強不足で山の名前がわからない。どこから見ても周辺の山の特徴がわかるようになったらもっと楽しいだろうと思った。
下山は落ち葉で急な下りが滑りやすくて・・・最近よく転ぶ、また派手に転んでしまった。約35分で高岳登山口まで下山、その後ダムの周りの舗装道路を20分歩いて聖山登山口まで戻った。先に登っていた人の車がまだ駐車してあった・・・どこで抜かしたのか?もしかしたら山登りではなかったのか?ちょっと気になった。紅葉も終わってしまったけど、落葉して枝だけになった木も枝振りがきれいで十分見ごたえがあった。いい山登りが出来て良かった。
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