前日からの雨で山登りはあきらめていましたが、朝、目覚めると良いお天気です。どこに行く・・・「中国地方の山100選」をパラパラめくりながら、「登ったことがなくて花のありそうな山・・・『天狗石山』はどう?オオヤマレンゲがあるし、本に寄るとササユリもありそうだし」と、ここに決定!!
早速準備をして出発です。来尾峠まで車で2時間弱、駐車地には車が2台止まっていました。私達も邪魔にならない場所に車を止めて準備をしていると、マイクロバスが到着しシニア登山者が20人くらい下りて来ました。巻き込まれては大変と準備運動もそこそこで出発しました。
登り始めるとすぐに急な登り、前日の雨で足元が滑りやすくなっていました。しばらく頑張って登ると視界が開け岩が数個ある原っぱに出ました。岩の上に登って景色の写真を撮ったり花を探したりしていると、団体さんが意外に早く登って来たので、追われるように山頂を目指しました。
山頂の手前の大きな岩が天狗石山の由来だそうですが、天狗には似てないし・・・天狗が登っていたとか?良く分りません。山頂には丸太で作った展望台が岩の足場の悪い場所に造られて居ます。岩場から下を見ると、オオヤマレンゲが2・3つ咲いていました。近い場所にも一つ咲いていたので代わり番子に写真を撮っていると団体さんが到着して来たので、三ツ石山を目指して出発しました。
山頂から少し下ると、アンテナの管理道に出ます。舗装してある管理道を進と、三ツ石山の登山口があり、ここからは湿地の植林の中を歩きます。勾配が無いので楽ですが、前日の雨で足元が沼状態で浸からないように注意して歩きました。
三ツ石山の山頂は薄暗い森の中に山頂を示す表柱があるだけだったのですぐに引き返しました。植林帯から出て天狗石山を見るとガスがかかっていて今にも雨が降り出しそうです。「山頂で昼食を・・・」と思っていましたが、アンテナの管理道の突き当たりの広い空き地で食べることにしました。
雨が降り出すかと思っていましたが、食事を済ませて山頂へ戻るころにはお天気も回復して来ました。山頂に戻ってみると、まだ団体さんが居るではありませんか・・・「ながいお昼だね〜」と思いながら少しお話をして、先に下山することにしました。下山して気が付きましたが、この団体さんは朝の団体さんとは違ったみたいで、朝の団体さんは高杉山からスキー場のゲレンデを歩いて下りていました。
それを見ながら、私達も「高杉山に行けば良かった・・・」と、俄かに決めた山登りで地図も良く見ていなかったので、簡単に登れると思っていなかったから・・・・・残念
下山は分岐からホン峠・乳母御前神社の前を通って林道に出てスキー場の管理棟の横へ出ました。ここでササユリに出会えたから、高杉山には行けなくて残念だったけど念願のお花に会えたし「まっ、良いか・・」と諦めが付きました。舗装道路を来尾峠まで戻り、無事下山出来ました。
一度は登ってみたかった山に、丁度オオヤマレンゲの咲く時期に登ることが出来て、今日も感謝・感謝の山登りになりました。
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